おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
そんな時、背を向けるキャンディを見てハッとする。
僕はキャンディの元に向かい、急いで引き留めた。


「離してください」

「ま、待て‥」

「いいえ、待ちません」


キッパリと言われて僕は怯んだ。
予定が狂ったことで混乱していたのもあるが、キャンディの態度に違和感を感じていた。

このままだとキャンディに勝手に婚約破棄を告げた事がバレれてしまう。
父上と母上に怒られてしまうかもしれない。

それにマドレーヌを王妃、キャンディを側妃にして雑務をやらせればいいと思っていた僕の計画が崩れていく。
今までもこれからもキャンディは僕を支えてくれると信じて疑わなかった。

キャンディは振り向きもせず、僕の言葉を無視してその場を去ろうとする。
縋り付く僕を引き摺って前に前にと足を進めるのだ。


「おい、どういうことだ!僕が待てと言っているっ」

「‥‥」

「聞いているのかッ!」

「何がでしょう?」

「お前は僕が好きなんだろう!?そんなにアッサリ‥」


キャンディに問いかける。
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