おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
フィナンシェ殿下はポカンとしていました。
当然ではありますが、なかなか信じてもらえません。

けれどその気持ちはとてもよく分かります。
話している私が1番信じられないのですから。


「けれどキャンディにしか‥」

「そうなのですが中身は全くの別人です」

「信じられない‥!」

「私も同じ気持ちです。でも‥‥私はアメリなんです」


フィナンシェ殿下が言うには、淡々とした話し方も、余り表情が豊かではないところもキャンディちゃんとソックリなのだそうです。

だから私がガレット殿下やミント公爵を蹴り飛ばした時には流石に驚いたようですが、今までのストレスと我慢が爆発したのかと納得したのだそうです。

キャンディちゃん、どれだけ過酷な環境に居たのでしょうか。

けれど、そんな"かっこいいキャンディも悪くない"と思ったそうです。
「恋は盲目」とチヨコちゃんが言っていたので、恐らくフィナンシェ殿下は、どんなキャンディちゃんでも受け入れるのでしょう。


「言われてみれば、所々に違和感があったような‥」

「別人ですから」

「確かに、キャンディは自分がいくら辛くとも絶対に反抗しなかったな」

「‥‥」

「アメリ、1つ聞かせてくれ‥!キャンディの記憶はあるのか?」





「‥‥全く、ありません」




「!?」


フィナンシェ殿下は暫く考え込んだ後、納得したように言いました。
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