おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
「アメリは記憶がないと言ったが、何も知らない筈の"アメリ"が何故、婚約破棄を了承したり、俺の告白を受けたんだ?」

「それは海よりも深い訳がありまして‥」


演劇の世界に迷い込んでしまったと勘違いしていたこと。
そして"キャンディ"や"フィナンシェ"、"マドレーヌ"や"ガレット"の名前が私が居た世界ではお菓子だということ。
そして勘違いをしたまま全て進行してしまったことを、なるべくフィナンシェ殿下に分かりやすく説明しました。

キョトンと聞いていたフィナンシェ殿下は腹を抱えて笑った後、涙を拭いました。


「いい気味だな、ガレットは‥!」

「どうしてですか?」

「君に全て頼りきりだったからさ」

「‥?」

「正直、キャンディが婚約破棄をあっさりと受け入れたことを驚いていたんだ。あの国にずっと縛られていたから」

「‥‥そんな事が」

「確かに、よく考えれば分かることだったな」


ひとしきり笑った後、フィナンシェ殿下は悲しげに眉を寄せました。


「そうか‥俺の告白も勘違いだったのか。すまない、アメリ」

「ぁ‥」

「父上と母上に説明しに行かなければな」

「私のせいで‥‥すみません」

「構わないさ、そんな言い方もキャンディにそっくりだ」

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