待てない柑士にひよりあり ~年上御曹司は大人げなくも独占欲が止められない~

 そして私はとうとう決断する。

「わかった。その縁談受ける。相手がいいって言うなら、結婚もする」

 私はそう言っていた。

 縁談の相手が12歳も年上だということを聞かされてさすがに少しは怯んだ。
 あんな別れ方をしても、次も付き合うなら壮一のように私と同じ年で、壮一のような明るい人がいいと思っていたから。

 しかし、これは付き合うのではなく結婚だ。
 それくらい理想と離れていたほうがいいのかもしれない。

 それに、一番は……。

 私が結婚してしまったほうが、壮一が自分の結婚を後ろめたく感じなくて済むしいいかなと思ったのだ。
< 25 / 83 >

この作品をシェア

pagetop