怜悧なCEOの恋情が溢れて、愛に囲われる政略結婚【マカロン文庫溺甘シリーズ2023】
「冬璃はもっと俺に甘えてもいいくらいだ。いつもひとりでがんばろうとするよな」
「それは、私がひとりっ子だからかな。そういうクセがついてるんだよね」
世間ではひとりっ子は甘やかされて育つイメージがあるけれど、頼る兄弟がいないため、実際はひとりで考えて解決しないといけないことも多い。
親が私の父のようなタイプならなおさらだ。
だけど私には困ったときに相談できる束縒という存在がいるから、今はとても恵まれている。
それをもっと自覚して束縒を大切にしなければバチが当たりそうだ。
「しかし……諸角が冬璃を傷つける発言をしてたとはな」
「彼女は束縒が好きだから。叱らないであげてね」
「お人よしだな。諸角に対して嫉妬しないのか?」
対面に座る束縒がテーブルに肘をつき、頬杖をしながら顔を突き出してくる。
私の反応をうかがっているみたいだけれど、彼はなんだか楽しそうだ。
「浮気したら絶対許さないんだから!」
「ふはっ! かわいい。キスしたい」
プクッと小さく頬を膨らませると、いつもクールな束縒が珍しく声に出して笑った。
やっぱり今朝の彼は表情が豊かで、なおかつやわらかい。
というか、キスしたいという最後の発言は意味不明だけれど。
「それは、私がひとりっ子だからかな。そういうクセがついてるんだよね」
世間ではひとりっ子は甘やかされて育つイメージがあるけれど、頼る兄弟がいないため、実際はひとりで考えて解決しないといけないことも多い。
親が私の父のようなタイプならなおさらだ。
だけど私には困ったときに相談できる束縒という存在がいるから、今はとても恵まれている。
それをもっと自覚して束縒を大切にしなければバチが当たりそうだ。
「しかし……諸角が冬璃を傷つける発言をしてたとはな」
「彼女は束縒が好きだから。叱らないであげてね」
「お人よしだな。諸角に対して嫉妬しないのか?」
対面に座る束縒がテーブルに肘をつき、頬杖をしながら顔を突き出してくる。
私の反応をうかがっているみたいだけれど、彼はなんだか楽しそうだ。
「浮気したら絶対許さないんだから!」
「ふはっ! かわいい。キスしたい」
プクッと小さく頬を膨らませると、いつもクールな束縒が珍しく声に出して笑った。
やっぱり今朝の彼は表情が豊かで、なおかつやわらかい。
というか、キスしたいという最後の発言は意味不明だけれど。