太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい?〜
リンナの言葉に反応して視線を逸らす者。
先程とは一転してキャンキャンと家柄のことで吠えていた数人も気不味そうに黙ったままだ。

そしてティアラに対して身分を持ち出して脅していた令息や令嬢の耳元で何かを囁いていく。
すると目を見開いたまま動かなくなってしまう。
その瞳には絶望が映し出される。


「残念ながら大好きなパパやママに頼れないの。分かった?」

「「「……!」」」

「ウフフ、自分のしたことにキッチリと落とし前つける時間よ?」

「リンナ、ティアラの制裁が重たい順にメモを取ってくれ。その内容も細かくね?」

「分かったわ」

「恐らく針やら鋏やらは罵倒や誹謗中傷かな。汚水が掛かってるのが主に隠れて色々としていた子達かな?」

「なるほどねぇ……机が真っ二つは表立った嫌がらせね。あらまぁ、立派な家柄ですこと」

「あ、ちなみに言い逃れも賄賂もなしだよ?フルムーン家は一切靡かないから」

「本当馬鹿よねぇ……お先真っ暗だもの」

「「「!!」」」

「ティアラも夜になったら、もう少し詳しい情報を教えてくれ。今までの分、全部覚えているだろう?」

「ん……」

「流石だね、長い間ご苦労様」

「お、おい……まさか」


ミストとリンナの言葉を聞いて、マジェストは真っ青な顔をしている。
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