友達婚~5年もあいつに片想い~
見てみると、結構大きな家だ。

「大きい家だね。」

「家だけな。」

そう言って大樹は車を、敷地内に停めた。

家の外では、お義母さんが割烹着を着て、待っていてくれた。

「お義母さん、こんにちは。」

「わざわざ遠くからありがとうね。」

私が車から降りると、大樹も車を降りた。

「あれ?運転するだけだって、言ってなかった?」

「親父の顔見たら、直ぐ帰るよ。」

乱暴に車のドアを閉めるけれど、結構照れているのよね。


そして私は、遂に大樹の実家に、足を踏み入れた。

「お邪魔します。」

私の横で大樹が、ムスッとしながら家の中に入る。

「大樹、あんたも言う事あるでしょ。」

「はいはい、ただいまっと。」

玄関を上がると、大樹は居間の入り口に立っていた。

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