友達婚~5年もあいつに片想い~
「思わんね。大体、何の跡を継ぐんだよ。」

「石黒家に決まってるだろう。」

お義父さん、真剣な目で大樹を押している。

頑張って、お義父さん。

「子供作ったって、男の子かどうかは分かんないし。できないかもしれないじゃないか。」

「それでもいい。ただ、作ろうとしないのは、ダメだ。」

凄い、お義父さん。

冷静に大樹を攻めている。

「大体、誰のせいで、俺がこんなになったんだよ。」

「はあ?何だって?」

そして私が、割って入ろうとすると、お義母さんがフォトブックを持ってきた。

「できたわよ、梨衣さん。」

「ありがとうございます。」

中身を見てみると、どれも可愛い大樹の写真だった。

「うふ。可愛い。」

「どれ、見せて。」

大樹も一緒に見ると、懐かしい感じがしているのか、顔がほころんでいる。
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