大嫌いの先にあるもの【番外編】
「春音、難しい顔してどうした?」
「黒須……」
黒須を失いたくない。でも、美香ちゃんも……。
胸が苦しい。
黒須と恋人になっていなかったら、美香ちゃんを守ってって悩む事なく言えたのかな。
ため息が出た。
しっかりしろ、春音。
こんな事で悩むな。
美香ちゃんを救えるチャンスなんだよ。黒須だって幸せなままでいられる。
私だって美香ちゃんに生きていてもらいたい。
みんなにとっていい事じゃない。
悩む事なんて何もない。
美香ちゃんを救わなきゃ。
「黒須、あのね。美香ちゃんを救って欲しいの」
一ヶ月後に美香ちゃんが強盗に襲われて亡くなる事。その原因がジャニスさんから預かった懐中時計である事を説明した。
「その話、本当かい?」
黒須が真剣な表情を浮かべた。
「12月12日に事件が起きるの。その日にジャニス・ウォーターさんの死亡記事が出て、美香ちゃんは自分が危ない事に巻き込まれた事に気づくの。それで黒須に助けを求めるんだけど、黒須は仕事で忙しくて美香ちゃんからの電話に出られないの。美香ちゃんは黒須に会えないまま強盗に殺されてしまうの」
「確かにジャニス・ウォーターは美香の友人だが」
「美香ちゃんはジャニスさんのコンサートに行くんだけど、絶対に行かせないで。そこで美香ちゃんはジャニスさんから懐中時計を預かってしまうの」
「マイクロチップが隠されているっていう懐中時計か」
「信じられない話だと思うけど、お願い。美香ちゃんを助けて。みんなが不幸になるのはもう嫌なの」
「黒須……」
黒須を失いたくない。でも、美香ちゃんも……。
胸が苦しい。
黒須と恋人になっていなかったら、美香ちゃんを守ってって悩む事なく言えたのかな。
ため息が出た。
しっかりしろ、春音。
こんな事で悩むな。
美香ちゃんを救えるチャンスなんだよ。黒須だって幸せなままでいられる。
私だって美香ちゃんに生きていてもらいたい。
みんなにとっていい事じゃない。
悩む事なんて何もない。
美香ちゃんを救わなきゃ。
「黒須、あのね。美香ちゃんを救って欲しいの」
一ヶ月後に美香ちゃんが強盗に襲われて亡くなる事。その原因がジャニスさんから預かった懐中時計である事を説明した。
「その話、本当かい?」
黒須が真剣な表情を浮かべた。
「12月12日に事件が起きるの。その日にジャニス・ウォーターさんの死亡記事が出て、美香ちゃんは自分が危ない事に巻き込まれた事に気づくの。それで黒須に助けを求めるんだけど、黒須は仕事で忙しくて美香ちゃんからの電話に出られないの。美香ちゃんは黒須に会えないまま強盗に殺されてしまうの」
「確かにジャニス・ウォーターは美香の友人だが」
「美香ちゃんはジャニスさんのコンサートに行くんだけど、絶対に行かせないで。そこで美香ちゃんはジャニスさんから懐中時計を預かってしまうの」
「マイクロチップが隠されているっていう懐中時計か」
「信じられない話だと思うけど、お願い。美香ちゃんを助けて。みんなが不幸になるのはもう嫌なの」