大嫌いの先にあるもの【番外編】
「やっぱり僕は夢の中にいるのかな」
黒須がため息をついた。
「春音が5年後の世界からやって来たなんて事を受け入れそうになっているんだから」
「信じてくれるの?」
黒須の大きな手が私の頭をくしゃっと撫でた。
「信じるよ。ジャニスと美香を会わせないようにする」
「ありがとう。黒須」
「僕の方こそ教えてくれてありがとう」
信じてもらえて嬉しい。これで美香ちゃんを救えるかもしれない。美香ちゃんが生きている幸せな世界になるかもしれない。
でも……
「春音、探したわよ!」
屋上のドアが開いた次の瞬間、美香ちゃんの怒ったような声が響いた。
「もうっ、こんな所にいたの。探したんだから」
美香ちゃんが私たちが座っているベンチまで来た。
「圭介が犯人でしょ。こんな所に春音を連れ出して。風邪でもひいたらどうするのよ!圭介のバカ!」
腰に手をあてた美香ちゃんが黒須を睨む。
美香ちゃんって、黒須に対して結構強く怒るんだ。知らなかった。
「星空が綺麗だったから、つい。ごめん、ごめん」
「春音、病室に戻ろう」
「うん」
「圭介はさっさとホテルに帰りなさいよ。午前中の便でニューヨーク帰るんだから」
「はいはい。帰りますよ」
黒須が立ちあがった。
黒須がため息をついた。
「春音が5年後の世界からやって来たなんて事を受け入れそうになっているんだから」
「信じてくれるの?」
黒須の大きな手が私の頭をくしゃっと撫でた。
「信じるよ。ジャニスと美香を会わせないようにする」
「ありがとう。黒須」
「僕の方こそ教えてくれてありがとう」
信じてもらえて嬉しい。これで美香ちゃんを救えるかもしれない。美香ちゃんが生きている幸せな世界になるかもしれない。
でも……
「春音、探したわよ!」
屋上のドアが開いた次の瞬間、美香ちゃんの怒ったような声が響いた。
「もうっ、こんな所にいたの。探したんだから」
美香ちゃんが私たちが座っているベンチまで来た。
「圭介が犯人でしょ。こんな所に春音を連れ出して。風邪でもひいたらどうするのよ!圭介のバカ!」
腰に手をあてた美香ちゃんが黒須を睨む。
美香ちゃんって、黒須に対して結構強く怒るんだ。知らなかった。
「星空が綺麗だったから、つい。ごめん、ごめん」
「春音、病室に戻ろう」
「うん」
「圭介はさっさとホテルに帰りなさいよ。午前中の便でニューヨーク帰るんだから」
「はいはい。帰りますよ」
黒須が立ちあがった。