恋と、嘘と、憂鬱と。


母さん…?もしかして和音さんのこと?


言われてみれば、可愛らしい見た目は、どことなく和音さんに似ている。


でも、和音さん今日来るのは…息子だって…。


そう考えて私が困惑していると、


「ちょっと!充希!あんた、また勝手に上がって。今日からここは季里ちゃんのお部屋になるんだって説明したでしょーが」


騒動を聞きつけた和音さんがバタバタと2階に上がって来て、美少女に怒鳴りつけた。


…充希?


「…ちっ、てか、元々僕の部屋になる予定だったじゃん。母さんこそ横暴すぎ。つか、なんでこんな女に貸し出してるわけ?それに、母さんが可愛いって言うからどんなもんか見に来てやったら、ぜーんぜん普通じゃん、いや普通以下?」


「こら、こんなに可愛い季里ちゃんに向かってなんてことを言うの!それに、季里ちゃんの方が年上なのよ?ちゃんと敬語使いなさい!」


「はぁ?年上って言ったって1歳だけでしょ?それに、男の僕より可愛くない人敬いたくないんだけど?」




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