恋と、嘘と、憂鬱と。


*.+ ❀ *:・゚*


霧谷先輩…さっき、なんて言いかけたんだろ。

ほんの少しだけ後ろ髪を引かれる思いで、私は美桜先輩と一緒に廊下を進む。

「それにしても、珍しい組み合わせだったね〜。霧谷と真凛っててさ。なんだかんだ2人きりで話したことなかったんじゃない?」

ふふっと何故か楽しそうに微笑む美桜先輩にそう尋ねられる。

何で美桜先輩、ニヤニヤしてるんだろう…?

そんな彼女の様子に疑問を抱きつつ、私は「まぁ、そうですね」と頷いた。

「いや〜…、そうか〜霧谷ね…!うんうん!いいんじゃない?私はお似合いだと思ったよ。霧谷も真凛もスラッとしてるし遠目から見てもいい雰囲気だったし?てか、私邪魔しちゃったよね…ゴメン!」

ん…?

1人でキャッキャと騒ぎ、軽やかに廊下を歩く美桜先輩。


なんだか嫌な予感がした。


「えっと…美桜先輩?何か勘違いしてません…?」


若干、笑顔が引きつりそうになりつつ、私はおそるおそる彼女に問いかけてみる。


「ん?勘違い…??霧谷のこと気になるんじゃないの?さっきも部室出てくる時、なんか残念そうな顔してたし」


キョトンとした表情で、不思議そうに私を見つめる美桜先輩に内心頭を抱える。


「もうっ!美桜先輩ってば、違いますから…!」


その後、盛大な勘違いをしている美桜先輩にわかってもらうまで根気強く説明をする羽目になったのは、また別の話。


真凛Side*END

< 405 / 405 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
「…お父様、今…なんておっしゃいました…?」 キャンベル公爵家の三女、フローラ・キャンベルは、ある日、父である公爵から、とある貴族との縁談を持ち込まれた。 その相手は、なんと引き篭もりで有名なシェラード公爵家次男、ロイ・シェラードで…。 ══════⊹⊱❖⊰⊹══════ 騎士団所属の公爵令嬢 フローラ・キャンベル × 秘密を持つ引き篭もり公爵 ロイ・シェラード ══════⊹⊱❖⊰⊹══════ 「…引き篭もり公爵なんて、絶対に嫌です!その婚約断固拒否させて頂きます!!」
どうやら私、推しに推されてるみたいです…。

総文字数/18,685

恋愛(ラブコメ)37ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
高校2年生の瀬川(せがわ)芽結(めい)は、学年首席の優等生。 クラス委員長もこなし、先生やクラスメイトからは、"真面目な優等生"で通っている。 そんな彼女のささやかな楽しみが、クラスメイトの筧(かけい)凪音(なお)を推すこと。 スポーツ万能でイケメン、性格も良い凪音に魅力を感じた芽結は、密かに彼のことを推すようになったのだが…。 ある出来事から、凪音の推しが自分であるという事実を知ってしまい…!? . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧. . 𖥧 𖥧 . . 推すことには慣れてるけど、推されることには慣れていない優等生委員長 瀬川芽結 (Mei Segawa) × スポーツ万能でイケメンな学校中の人気者 筧凪音 (Nao Kakei) . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧. . 𖥧 𖥧 . . 「…うーん、俺の推しは委員長かな?」 …はい!?!?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop