本能のまま、冷徹ドクターは新妻を愛し尽くす
送信をタップする指先が微かに震えた。

(自撮り画像を送るのって緊張する。もしかして私、恥ずかしいことしてる......?)

修平が仕事着のポケットに入れているのは病院から支給されている携帯電話で、私用のものはきっと鞄の中だろう。

すぐには見てもらえないとわかっているのに鼓動がうるさく鳴り立て、入浴中も返事がこないかと気になって仕方なかった。



翌朝アラーム音で目覚めると、まだ日の出は遠く部屋の中は真っ暗だ。

ベッドに身を起こした真琴は、ぼんやりとする頭で三時半の時刻を表示する携帯電話を見る。

(修平さんのお弁当を作らないと......あっ)

昨夜は返信を待っているうちに寝てしまった。

メールが届いているのに今気づいて、真琴は慌てて受信フォルダを開く。

するとこんな文面が。

【似合う。俺は短い髪の方が好きだ】

似合うと言ってくれるのは期待していたが、それ以上の言葉をくれた彼に驚き、目を丸くした。

〝好き〟という言葉を文字で見るとインパクトがあり、髪形についての感想だとわかっていても勝手に頬が熱くなる。
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