"全く興味がない"それだけだった
今までの態度を見て、ソフィーアがミケーレに縋るとでも思っているのだろうか。
そう思っているのなら、おめでたい限りである。

そしてソフィーアを引き止められないとやっと分かったのか、ミケーレはソフィーアに信じられないような言葉を投げかける。


「お前も隠れて男の1人や2人手玉にとってみたらどうだ?」

「は‥?」

「他の男を知らないから、俺のありがたみが分からないんだ」


フンッと得意げに鼻息を吐き出すミケーレに、ソフィーアは目を丸くしてカクンと首を傾げた。


「ありがたみ‥とは?」

「誇り高いランドリゲス公爵家の息子の婚約者だという名誉だッ」

「‥‥」


確かにソリッドや次男であるマルフォならば、そう思えるのだがミケーレは‥。
少し考えれば分かることだが自分の事だと視野が狭くなってしまうのだろう。
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