"全く興味がない"それだけだった
悪戯好きのミケーレは散々レンドルター伯爵家を苦しめた。


「ソフィーア、頬が赤く腫れているような気がするのだけれど‥」

「その頬はまさか、あの馬鹿に!?」

「えぇ、そうですけれど」

「ッ、信じられないわ!!今すぐランドリゲス公爵に抗議文を!!」

「落ち着いてくださいませ。報告したら全てが台無しになってしまいます」

「けれど!!」

「それよりも、とても良いお話がありますの」


このままでは両親の気が治まらないだろう。
ソフィーアは2人を落ち着かせる為に、先程ミケーレがサインした紙を見せる。



「なんと、わたくしとの婚約を破棄して下さいました」



ソフィーアは曲がった眼鏡をゴミ箱に捨てて、固く結んでいた髪を解いた。
バサリとソフィーアのミントグリーンの髪を掻き上げる。

ポカンとしている両親は一時停止したように動かない。

ソフィーアはもう一度、同じ台詞を吐く。
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