双子ママですが、別れたはずの御曹司に深愛で娶られました
「父さん!」
「しかし、今日君と会って、曇りのない目を見て疑心は消えたよ。なんだかんだと息子のことは信用しているからね。つまり、息子が選んだ女性も信頼できる人のはずだと思っているよ」
お父様の言葉に心を打たれる。
私なんか否定されるとばかり思っていて、雄吾さんのご両親なのにひどい想像しかできなかった。
自分が恥ずかしくて泣きそうになる。
「百聞は一見に如かず。この写真を見ていたら、雄吾の血を引いているのは一目瞭然よ。ふふ、昔を思い出すわ」
今度はお母様が下を向いた私に優しい声で話しかけてくれる。そして、私の手を取り、そっとスマートフォンを返された。
私は穂貴と詩穂が映し出される画面を見つめ、スマートフォンをぎゅっと握る。そして、深々と礼をした。
「ありがとうございます......受け入れてくださって」
鼻の奥がつんと痛い。でもこの痛みは――涙は、負のものじゃない。喜びによるものだから、大丈夫だ。
雄吾さんが私の肩に手を置いた後、ゆっくり姿勢を戻す。雄吾さんやお母様を見たら、笑みをたたえていて心が温まった。
「この流れで話を戻して悪いが、申し訳ないが結婚式はあきらめてほしい」
突如、お父様が表情を曇らせて言った。
私は特に結婚式に対して思い入れがあったわけではないからショックはない。しかし、雄吾さん的にはどうなのだろう。
本来なら、ビジネスの延長としてそういったパーティーみたいな機会は必要だったんじゃないのかな。
私は視線で雄吾さんに意見を求めると、彼は「ふう」と脱力するような息をついた。
「俺も考えていたよ。ただ彼女にはまだ話をする前だったんだけどね」
「それはすまない。だが、綿密に考えておかなければならない。今回のことは春奈さんと子どもたちに直接関わる話だから」
ふたりの会話を聞いても、いまいち話の本質が見抜けない。
私が難しい顔でもしていたのだろう。雄吾さんは私を気遣って、丁寧に説明をはじめる。
「うちの両親は見ての通り春奈や子どもを受け入れてくれる。でも、世間はそうはならないと考えていたほうがいい。子連れの女性と結婚すること自体批判されるものでもないのに、悪意のある人間は勝手に脚色して根も葉もない噂を広める可能性が高い」
「ああ、そういうこと......」
「しかし、今日君と会って、曇りのない目を見て疑心は消えたよ。なんだかんだと息子のことは信用しているからね。つまり、息子が選んだ女性も信頼できる人のはずだと思っているよ」
お父様の言葉に心を打たれる。
私なんか否定されるとばかり思っていて、雄吾さんのご両親なのにひどい想像しかできなかった。
自分が恥ずかしくて泣きそうになる。
「百聞は一見に如かず。この写真を見ていたら、雄吾の血を引いているのは一目瞭然よ。ふふ、昔を思い出すわ」
今度はお母様が下を向いた私に優しい声で話しかけてくれる。そして、私の手を取り、そっとスマートフォンを返された。
私は穂貴と詩穂が映し出される画面を見つめ、スマートフォンをぎゅっと握る。そして、深々と礼をした。
「ありがとうございます......受け入れてくださって」
鼻の奥がつんと痛い。でもこの痛みは――涙は、負のものじゃない。喜びによるものだから、大丈夫だ。
雄吾さんが私の肩に手を置いた後、ゆっくり姿勢を戻す。雄吾さんやお母様を見たら、笑みをたたえていて心が温まった。
「この流れで話を戻して悪いが、申し訳ないが結婚式はあきらめてほしい」
突如、お父様が表情を曇らせて言った。
私は特に結婚式に対して思い入れがあったわけではないからショックはない。しかし、雄吾さん的にはどうなのだろう。
本来なら、ビジネスの延長としてそういったパーティーみたいな機会は必要だったんじゃないのかな。
私は視線で雄吾さんに意見を求めると、彼は「ふう」と脱力するような息をついた。
「俺も考えていたよ。ただ彼女にはまだ話をする前だったんだけどね」
「それはすまない。だが、綿密に考えておかなければならない。今回のことは春奈さんと子どもたちに直接関わる話だから」
ふたりの会話を聞いても、いまいち話の本質が見抜けない。
私が難しい顔でもしていたのだろう。雄吾さんは私を気遣って、丁寧に説明をはじめる。
「うちの両親は見ての通り春奈や子どもを受け入れてくれる。でも、世間はそうはならないと考えていたほうがいい。子連れの女性と結婚すること自体批判されるものでもないのに、悪意のある人間は勝手に脚色して根も葉もない噂を広める可能性が高い」
「ああ、そういうこと......」