純愛ラビリンス
「アホくさ。どいてくんない?」

1人の女の子がそういって鋭い目で女の子達を睨んだ


「…は?」
「なんか文句ある?」

私をいじめていたグループのリーダーだった女の子がその子の前に立って言った

「こいつかばうんだったらあんたもいじめるよ?」

私を庇うつもりなら大丈夫____
そう言おうとした

でも、


「なに、その子みたいにしてやろうってわけ?w
いいじゃん、やってみなよ」


その時、怪物の手が女の子に伸びた


怖くて目を瞑った

その子が痛めつけられるのを見たくなかったし、自分がどんな風だったのか知りたくなかった


でもその必要はなかった

伸ばされた手はあっけなく払われ、女の子は服の首元を掴まれて唖然としていた


「…は?…なにしてんの?さっさと離せよ!」

首を掴まれた女の子は顔を真っ赤にしてそう叫んだ


この声で気づいたのか、先生が慌てて教室に入ってきた

「ちょっと、あなた達なにしてるの!?」


私のヒーローは掴んでいた女の子をジロリと睨んでから服を離した
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