冷厳な不動産王の契約激愛婚【極上四天王シリーズ】
私にはもう少し資金がある。

その点では秋月さんより有利だけれど、同じような道をたどれる気がまったくしない。

つい数分前に、スタートは誰でも同じなんだと思ったばかりなのに。

ひたすら感嘆のため息をついていると、マンションの前に到着した。


「今日はありがとうございました」


車を降りてから開いた窓越しに挨拶をする。


「明日十二時な」
「承知しました」
「それじゃ」


狭い車内でふたりきりなんて、話が続かないのではと心配していたが、あっという間だった。


「やっぱり、努力の人なんだろうな」


小さくなっていく車を見つめてつぶやく。

お小遣いが五百万円も貯まる家庭環境というのは特別だけど、高校生で株も不動産も勉強して、なおかつ失敗しないだけの知識を身につけるというのは、並大抵の努力じゃないはずだ。

冷たくて近寄りがたいとばかり思っていたけれど、笑うこともあるようだし。

初めて知った一面に満足した私は、部屋に帰って夕飯を作り始めた。



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