ツンデレ副社長は、あの子が気になって仕方ない
何が正解かなんてわからない。
でも……私たちに未来がないことは、ずっと前からわかっていたことだ。
それに、どうせもう、キララにここまで引っ搔き回された以上、もとになんて戻れない。
だったらいっそ――ここで息の根を止めてもらおう。
「……はい」
小さく頷く。
瞬間、彼のカオから生気が失せ、表情という表情がザッと抜け落ちるのがわかった。
耐えろ。
耐えろ、私!
ここで泣いたら、すべてが台無しだ。
「ほら! 言った通りでしょ!? パパ活で稼いだ上に、さらに妹のお見合い横取りするとか、ほんと最低! でも大丈夫ですよぉ、お見合いはあたしがちゃんと――」
「見合いはしない」
「へ?」
自分とのお見合いを断られたのだと理解したキララが、あざとカワイイ表情を一変させた。