ツンデレ副社長は、あの子が気になって仕方ない

ちゅっ、くちゅ……


部屋に延々と響くエロい水音が、触れ合う舌や唇の甘美な感触が、下半身をダイレクトに直撃する。

その唇は、信じられないくらい美味くて。
キスだけでこんなに熱くなるのは初めてだった。

そろそろ止めないと。
本気でマズい……


どんどん小さくなっていく警告音を手繰り寄せ、理性を総動員して唇を離した。
なのに――……


――なぁ、いい加減に本当の名前、教えてくれてもいいだろう?

――い……言う必要、ありますか?


名乗るつもりはない、これはただの遊びなのだ、と言わんばかりの返事を聞いた途端、オレの中で何かがキレた。


――ま、身体に聞くからいいけど。

一晩限りで終わらせようって?
このオレ相手にそんなことができるっていうなら、やってもらおうじゃないか。


――言っておくが、自分で望んだんだからな。覚悟しろよ?


警告の声は、もう聞こえなくなっていた。

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