ツンデレ副社長は、あの子が気になって仕方ない


のどかな昼下がりの空気をかき消す勢いで叫んだのは、確かに貴志さん。


直前までの落ち着きぶりとは別人のような、緊迫感に満ちた声。


勢いよく彼の腕の中へきつく抱き込まれた私は、何が起こったのかもわからず固い胸板へ顔を押し付けられて視界が真っ暗に。



次の瞬間。




ドンッ




貴志さんの身体が奇妙に1回、振動した。



「……え?」





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