暑い夏は冷たい晴に恋をする
「しっ失礼します」
気まずい。どうしよう。、私からなにか喋る?もう五分ぐらい沈黙してる気がする。実際は10秒ぐらいだろうけど!
「風邪はもういいのか?」
先に口を開いたのは一瀬先生だった。毎度の如くこっちすら向いていないが。本当に心配…してくれてたのかな?
「はい…。もう大丈夫です。」
「そうか」
えっ、それだけ?やっぱりそんな奇跡あるわけないか。帰っていいかな?もう呼吸するのでさえくるしい。
その後もしばらく沈黙が続いた。次に口を開いたのは私だった。
「あのっ…帰っていいですか…?、」
何も貰ってないけど。でも机の上を見る限り、プリントの類はない。
「ごめんな。」
ごめん?先生は今確かにそう言った。ごめんって何がかな…?修学旅行のこと?
「なっ何が…ですか?」