離婚前提から 始まる恋
「旦那さん、今日うちの会社に来ていたわね」
「うん」
三朝財閥の御曹司としてメディアに出ることも多い勇人だから人目にもつくし、ただ歩いていただけでも目立ってしまうのかもしれない。かわいそうに。
「あの美人秘書も一緒だったわ」
「そうね」
里佳子さんと勇人はいつも一緒だから。
「気にならないの?」
「・・・」
ならないわけはない。
でも、どうすることもできない。
「私なら絶対にやきもち焼いちゃうのに」
「仕事だもの、仕方ないわ」
里佳子さんと勇人に色々な噂があるのは、私も知っている。
当然勇人の耳にも届いているはずで、それをあえて黙認しているってことは多少の事実も含まれているのだろう。
まあ、もうすぐ別れる予定の私には何も言う権利はないけれど・・・
「拓馬君が、花音のこと凄く心配しているわ。さすがに花音の連絡先を教える訳にはいかないから、よかったら花音から連絡してあげて」
そう言って、連絡先を書いた小さなカードを杏が差し出した。
「うん、ありがとう」
拓馬君にも心配かけたから、後でメッセージだけ送っておこう。
「うん」
三朝財閥の御曹司としてメディアに出ることも多い勇人だから人目にもつくし、ただ歩いていただけでも目立ってしまうのかもしれない。かわいそうに。
「あの美人秘書も一緒だったわ」
「そうね」
里佳子さんと勇人はいつも一緒だから。
「気にならないの?」
「・・・」
ならないわけはない。
でも、どうすることもできない。
「私なら絶対にやきもち焼いちゃうのに」
「仕事だもの、仕方ないわ」
里佳子さんと勇人に色々な噂があるのは、私も知っている。
当然勇人の耳にも届いているはずで、それをあえて黙認しているってことは多少の事実も含まれているのだろう。
まあ、もうすぐ別れる予定の私には何も言う権利はないけれど・・・
「拓馬君が、花音のこと凄く心配しているわ。さすがに花音の連絡先を教える訳にはいかないから、よかったら花音から連絡してあげて」
そう言って、連絡先を書いた小さなカードを杏が差し出した。
「うん、ありがとう」
拓馬君にも心配かけたから、後でメッセージだけ送っておこう。