23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
ーーーーさて、どこから話そうか。
俺は、目の前で、俺の作ったフレンチトーストとスープを幸せそうに食べている、美弥と、椅子の上でミルクを飲んでいるミャーを交互に眺めながら、頬杖を突いた。
「すっごく美味しい」
「良かった」
偶然を装って、此処まで連れてきたが、俺は、二十歳の時に、美弥と一度出会っている。長い黒髪に大きな黒い瞳が印象的だった。
その時、美弥から渡されたハンカチに『綾乃』と刺繍されていたから、てっきり下の名前が綾乃だと、ずっと思っていた。
どうりで、その手の会社に依頼して探してもらっても見つからない訳だ。だから、コンビニで偶然、美弥を見かけて、名札を見た時は驚いた。
運命なんて信じたことなかったけど、こうやってまた美弥と再会できたことを俺は、運命という言葉しか頭に浮かばなかった。
(しっかし……本人は、ちゃっかり俺の事忘れてんだよな……)
「あの……」
美弥のフォークを持つ手が止まる。
「何?」
「昨日のこと、何にも覚えてなくて……その颯は、何で、此処に私を連れてきたのか……教えて欲しくて……」
しどろもどろな、美弥も可愛い。
「セックスしたかったから」
美弥が、大きな二重瞼を更に見開くと、食べようとしていたフレンチトーストをポトリとプレートに落っことした。
「ぷっ……嘘。何にもしてないよ、添い寝しただけ」
「は、裸だったのは?」
「あぁ、俺いっつも裸なんで」
(勿論嘘だ、本当は、美弥を抱いてしまいたかったから)
俺は、目の前で、俺の作ったフレンチトーストとスープを幸せそうに食べている、美弥と、椅子の上でミルクを飲んでいるミャーを交互に眺めながら、頬杖を突いた。
「すっごく美味しい」
「良かった」
偶然を装って、此処まで連れてきたが、俺は、二十歳の時に、美弥と一度出会っている。長い黒髪に大きな黒い瞳が印象的だった。
その時、美弥から渡されたハンカチに『綾乃』と刺繍されていたから、てっきり下の名前が綾乃だと、ずっと思っていた。
どうりで、その手の会社に依頼して探してもらっても見つからない訳だ。だから、コンビニで偶然、美弥を見かけて、名札を見た時は驚いた。
運命なんて信じたことなかったけど、こうやってまた美弥と再会できたことを俺は、運命という言葉しか頭に浮かばなかった。
(しっかし……本人は、ちゃっかり俺の事忘れてんだよな……)
「あの……」
美弥のフォークを持つ手が止まる。
「何?」
「昨日のこと、何にも覚えてなくて……その颯は、何で、此処に私を連れてきたのか……教えて欲しくて……」
しどろもどろな、美弥も可愛い。
「セックスしたかったから」
美弥が、大きな二重瞼を更に見開くと、食べようとしていたフレンチトーストをポトリとプレートに落っことした。
「ぷっ……嘘。何にもしてないよ、添い寝しただけ」
「は、裸だったのは?」
「あぁ、俺いっつも裸なんで」
(勿論嘘だ、本当は、美弥を抱いてしまいたかったから)