23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
★「指、痛かったら言えよ」
  
颯に、胸の先端を咥えられたまま、私のナカでゆっくり動かされる指先に、恥ずかしいほどにあられもない声が、(こぼ)れ落ちていく。

「すごい濡れてんな」 

颯は、意地悪だ。言葉にしなくても、聞こえてくる、水音と、自身の堪えきれない声で、恥ずかしさは、目一杯なのに、身体は、もう颯に触れられることを求めて止まらない。

私の呼吸は、もう、水の中を溺れているかのように浅くて早い。まるで、颯だけを求めて泳ぐ魚みたいだ。空いている掌で、私はシーツを掻き集めるようにして、ギュッと握りしめた。

「は……颯……ぎゅ……して」

私のナカに入れられた2本の指先は、少しずつ広げるようにしながらも奥へと、挿し入れられて、私のダメな部分を優しくノックするようにしながら、強く擦り押し上げていく。

ぐっと押し寄せてくる波に攫われそうで、私は涙声で颯に両手を伸ばした。

「コワ……い……はや……て……」 

「おいで、大丈夫だから」

颯に、キツく抱きしめられるのと同時に、溜まっていた、熱の塊が、風船みたいにパンッと割れる。

颯が引き抜いた指先の自分のナカから、あったかいものが流れ出た感覚に、恥ずかしくて、颯にしがみついた。 

「上手。よく頑張ったな」

颯は、何度も私の髪を漉くように撫でながら、肩で息をする私の頬に口付ける。 

「颯……おしまい?」

セックスの終わりが、どこかわからない私に、颯が、目を丸くして笑った。
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