23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
『別に言ってもいいんだぜ、俺の婚約者だって、そしたら、残業も、させられないし、他の奴らも、美弥に手出しできないしな』
私は、最大限にボリュームを、下げて返事をする。
「私になんて、誰も手出さないよ……」
颯は少しの間、黙ると、低く甘い声で言葉を吐いた。
『命令。今すぐ副社長室に来いよ』
「え?……ちょ……」
内線電話は、一方的に、切られてしまった。
(なんか、颯怒ってた……?)
気づけば、首を傾げている私を千歳が覗き込んでいる。
「綾乃さん、大丈夫?」
「あ、大丈夫、です」
(つい、《《あの》》千歳くんだと、分かると安心してしまって、タメ口になりそうになっちゃう……)
気づいた千歳が、ふっと笑うと唇を持ち上げた。
「研修会何時からしよっか?」
ーーーー手元の時計を見れば、10時半だ。
「11時からでも大丈夫でしょうか?副社長から、えっと……雇用の件でお話があるみたいで……」
「了解、じゃあ11時に5階の会議室3で待ってるから」
「宜しくお願い致しますっ」
私は、千歳に一礼すると、慌てて、事務所を出て15階へと向かった。
私は、最大限にボリュームを、下げて返事をする。
「私になんて、誰も手出さないよ……」
颯は少しの間、黙ると、低く甘い声で言葉を吐いた。
『命令。今すぐ副社長室に来いよ』
「え?……ちょ……」
内線電話は、一方的に、切られてしまった。
(なんか、颯怒ってた……?)
気づけば、首を傾げている私を千歳が覗き込んでいる。
「綾乃さん、大丈夫?」
「あ、大丈夫、です」
(つい、《《あの》》千歳くんだと、分かると安心してしまって、タメ口になりそうになっちゃう……)
気づいた千歳が、ふっと笑うと唇を持ち上げた。
「研修会何時からしよっか?」
ーーーー手元の時計を見れば、10時半だ。
「11時からでも大丈夫でしょうか?副社長から、えっと……雇用の件でお話があるみたいで……」
「了解、じゃあ11時に5階の会議室3で待ってるから」
「宜しくお願い致しますっ」
私は、千歳に一礼すると、慌てて、事務所を出て15階へと向かった。