23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
「何?これも初めて?」

ーーーー颯は、本当に意地悪だ。

デート自体した事がないのだから、手を繋ぐ事だって、初めてなのを分かってるクセに……。

颯は、顔を真っ赤にしている、私を覗き込んでくる。 

「聞かないで」

「ふっ……美弥の初めては、全部、俺にしてやるから」

「ぜ、全部?」

「全部だよ。デートも手繋ぐのもキスも、勿論セックスもな」

「えっ……何で初めてって……」

口に出してから気づいた。颯は、恐らく答え合わせしたかったんだと思う。私が、まだ処女で間違いないということを。

「やっぱな、そうだと思ってたけど」

長身の颯は、恥ずかしくて、涙が滲みそうな私を見下ろしながら、ご機嫌でグイッと手を引いた。
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