23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
「あっ……えと、猫に引っ掻かれて……」
「綾乃さん、猫飼ってるの?」
ふいに千歳が、私と麻美との会話に入ってくる。
「え?はいっ……」
「何の種類?」
「ええっと……三毛猫です」
咄嗟にミャーの事を答えたが、私の首筋に噛み付いたのは猫というか、ヒョウだ……。それも、とびきり意地悪なヒョウ……。
「早く治るといいね」
千歳の口調が、いつもと違う様に感じたのは、気のせいだろうか。私は、取り繕うように、そうですね、とだけ返事をした。
それと同時に、首元のキスマークが熱を帯びた気がして、顔が赤くなる。朝起きてから、颯は、昨夜の事を、特に何も言わなかったし、いつも通りの颯だったけれど、私は、出社するまで、ほとんど颯の顔が、見れなかった。
「綾乃さん、熱ないよね?」
不意に伸ばされた千歳の掌が、自分の額に触れる。思わず身体は僅かに跳ねた。
「だ、大丈夫です」
私は、千歳の顔を見ずに、少しだけ顎を引くと、千歳の掌はすぐに離れていった。
「なさそうで良かった」
「綾乃さん、猫飼ってるの?」
ふいに千歳が、私と麻美との会話に入ってくる。
「え?はいっ……」
「何の種類?」
「ええっと……三毛猫です」
咄嗟にミャーの事を答えたが、私の首筋に噛み付いたのは猫というか、ヒョウだ……。それも、とびきり意地悪なヒョウ……。
「早く治るといいね」
千歳の口調が、いつもと違う様に感じたのは、気のせいだろうか。私は、取り繕うように、そうですね、とだけ返事をした。
それと同時に、首元のキスマークが熱を帯びた気がして、顔が赤くなる。朝起きてから、颯は、昨夜の事を、特に何も言わなかったし、いつも通りの颯だったけれど、私は、出社するまで、ほとんど颯の顔が、見れなかった。
「綾乃さん、熱ないよね?」
不意に伸ばされた千歳の掌が、自分の額に触れる。思わず身体は僅かに跳ねた。
「だ、大丈夫です」
私は、千歳の顔を見ずに、少しだけ顎を引くと、千歳の掌はすぐに離れていった。
「なさそうで良かった」