23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
(また遅刻っ……)
手元の時計を見れば、すでに千歳との約束の時間から、10分過ぎている。
待ち合わせの時間の直前に電話が鳴り、千歳が、担当しているアウトレット建設予定地の事でサブコン担当者から連絡があり、施工に使う材料の資料を急ぎで、送付してほしいとの事だった。
電話を切って、麻美に資料室に行くと告げると、慌てて、事務所を抜けて来たのだ。
(千歳くん……何の話だろう……)
私は、ぼんやりと考えながら、資料室へと歩みを速めた。そして、資料室への最後の曲がり角を曲がった時だった。
「きゃっ」
「わっ」
2人の小さな悲鳴が同時に響き、相手が持っていたと思われる、紙の資料が散乱する。
私は慌てて、資料を拾い上げながら、目の前の相手を見上げた。
「すみま」
「何すんのよっ」
見れば、グレーのタイトワンピースに、パールのピアスをつけた実花子が、私を睨みつけていた。
「早く拾って!」
「あっ、はい!」
実花子もしゃがみ込むと、散らばった、書類を掻き集めていく。
ふと見れば、実花子の赤い手帳が開けてひっくり返っていた。思わず、手に取ったときに、ひらりと写真が落ちた。
「あ……」
「ちょっと!勝手に見ないでよ!」
ふんだくるようにして手帳を私から取り戻すと、実花子は、手帳にさっと写真を戻した。
手元の時計を見れば、すでに千歳との約束の時間から、10分過ぎている。
待ち合わせの時間の直前に電話が鳴り、千歳が、担当しているアウトレット建設予定地の事でサブコン担当者から連絡があり、施工に使う材料の資料を急ぎで、送付してほしいとの事だった。
電話を切って、麻美に資料室に行くと告げると、慌てて、事務所を抜けて来たのだ。
(千歳くん……何の話だろう……)
私は、ぼんやりと考えながら、資料室へと歩みを速めた。そして、資料室への最後の曲がり角を曲がった時だった。
「きゃっ」
「わっ」
2人の小さな悲鳴が同時に響き、相手が持っていたと思われる、紙の資料が散乱する。
私は慌てて、資料を拾い上げながら、目の前の相手を見上げた。
「すみま」
「何すんのよっ」
見れば、グレーのタイトワンピースに、パールのピアスをつけた実花子が、私を睨みつけていた。
「早く拾って!」
「あっ、はい!」
実花子もしゃがみ込むと、散らばった、書類を掻き集めていく。
ふと見れば、実花子の赤い手帳が開けてひっくり返っていた。思わず、手に取ったときに、ひらりと写真が落ちた。
「あ……」
「ちょっと!勝手に見ないでよ!」
ふんだくるようにして手帳を私から取り戻すと、実花子は、手帳にさっと写真を戻した。