溺れるくらいの恋を…君に
「━━━━━そっか」
週明けの月曜日━━━━会社に向かい、南沢に話す百合愛。
「ピアスは、とっても喜んでくれたんです。
でも………結局、傷つけちゃいました」
あれから土日の休日は、水瀬とデートしたり、水瀬のマンションでまったりと過ごしたりして幸せな時間を過ごした。
しかし、水瀬と最後まで出来なかったことが、百合愛の心に引っ掛かっていた。
「………堺戸さんはさ。
どうしたい?」
「え?」
「このまま、一生抱かれなくていいの?」
「そ、それは……」
「だってそうでしょ?
元彼にされたことは、一生堺戸さんの中で消えない。
きっと、一生弓原さんに抱かれる度について回る。
それを乗り越えなきゃいけないのは、堺戸さんだよ?
他のことなら、弓原さんに助けてもらえばいいと思う。
でも、これは弓原さんでもどうしようもないでしょ?」
「そう……ですよね」
「━━━━私なら、身体が震えても彼に抱かれる!」
「南沢さん…」
「だって、彼と触れ合っていたいから。
好きな人と抱き合うと、幸せだもん!」
百合愛は、水瀬とのセックスを思い出していた。
最後までできなかったが、それまでは本当に幸せだったのだ。
身体の奥底から沸き上がるような熱い感じ。
甘くて、熱くて、気持ち良かった。
今思い出すだけでも、身体が熱くなり幸せな気分になるくらいだ。
「堺戸さん。
震えや恐怖を、弓原さんに消してもらいなよ!
それは、弓原さんにしか無理なんだから!」
━━━━━━そしてその日の仕事終わり。
百合愛は、水瀬の職場である弓原商事の前にいた。
水瀬が出てくるのを待つ。
すると水瀬ではなく、冬臣が出てきた。
「あれ?
百合愛ちゃん?」
「あ、山城さん!
水瀬くんは、まだですか?」
「あー水瀬は今日、残業なんだ」
「そうですか。わかりました」
「まさか、待つの?」
「はい!」
「何時になるかわからないよ?」
「はい。大丈夫です」
「水瀬に、伝えてこようか?」
「え?だ、ダメですよ!
仕事の邪魔になります。
私が勝手に待ってるだけですから!
お気遣い、ありがとうございます!」
ペコッと頭を下げる百合愛に、冬臣は水瀬が百合愛に惚れる理由がわかった気がしていた。
「山城さん。
帰ってもらって大丈夫ですよ!」
「………」
「山城さん?」
「付き合うよ!
そこのカフェ行かない?」
「え?あ、いや、あの、だ、大丈夫ですよ!」
思いもよらない冬臣の誘いに、途端に緊張しだす。
週明けの月曜日━━━━会社に向かい、南沢に話す百合愛。
「ピアスは、とっても喜んでくれたんです。
でも………結局、傷つけちゃいました」
あれから土日の休日は、水瀬とデートしたり、水瀬のマンションでまったりと過ごしたりして幸せな時間を過ごした。
しかし、水瀬と最後まで出来なかったことが、百合愛の心に引っ掛かっていた。
「………堺戸さんはさ。
どうしたい?」
「え?」
「このまま、一生抱かれなくていいの?」
「そ、それは……」
「だってそうでしょ?
元彼にされたことは、一生堺戸さんの中で消えない。
きっと、一生弓原さんに抱かれる度について回る。
それを乗り越えなきゃいけないのは、堺戸さんだよ?
他のことなら、弓原さんに助けてもらえばいいと思う。
でも、これは弓原さんでもどうしようもないでしょ?」
「そう……ですよね」
「━━━━私なら、身体が震えても彼に抱かれる!」
「南沢さん…」
「だって、彼と触れ合っていたいから。
好きな人と抱き合うと、幸せだもん!」
百合愛は、水瀬とのセックスを思い出していた。
最後までできなかったが、それまでは本当に幸せだったのだ。
身体の奥底から沸き上がるような熱い感じ。
甘くて、熱くて、気持ち良かった。
今思い出すだけでも、身体が熱くなり幸せな気分になるくらいだ。
「堺戸さん。
震えや恐怖を、弓原さんに消してもらいなよ!
それは、弓原さんにしか無理なんだから!」
━━━━━━そしてその日の仕事終わり。
百合愛は、水瀬の職場である弓原商事の前にいた。
水瀬が出てくるのを待つ。
すると水瀬ではなく、冬臣が出てきた。
「あれ?
百合愛ちゃん?」
「あ、山城さん!
水瀬くんは、まだですか?」
「あー水瀬は今日、残業なんだ」
「そうですか。わかりました」
「まさか、待つの?」
「はい!」
「何時になるかわからないよ?」
「はい。大丈夫です」
「水瀬に、伝えてこようか?」
「え?だ、ダメですよ!
仕事の邪魔になります。
私が勝手に待ってるだけですから!
お気遣い、ありがとうございます!」
ペコッと頭を下げる百合愛に、冬臣は水瀬が百合愛に惚れる理由がわかった気がしていた。
「山城さん。
帰ってもらって大丈夫ですよ!」
「………」
「山城さん?」
「付き合うよ!
そこのカフェ行かない?」
「え?あ、いや、あの、だ、大丈夫ですよ!」
思いもよらない冬臣の誘いに、途端に緊張しだす。