green mist ~あなただから~
翌週の月曜日……
今日は、良介君が銀行のロビーで霧吹きを手にしながら、観葉植物の鉢に刺してあるプレートの名前や育て方を読んでいる。解らない字はおじいさんに聞きながら覚えているようだ。まあ、私のいる時間だけなので、銀行の人達も大目に見てくれている。
「ランランラララ……」
なんだか知らないが、アニメソングらしきものを良介が口ずさんでいる。
「どうしたの? 何かいいことでもあった」
「えへへっ。今日テストだったんだ。答えを記号でかくやつだけ全部書けたんだ。ねえちゃん、カタカナ教えてくれただろ? 前は、〇つけるやつしか出来なかったんだよ」
「そっかぁ。頑張ったもんね」
「うん。出来る事をやらないとね」
自信満々に、腰に手を当てて言う良介が可愛かった。
「そうじゃ、そうじゃ、出来る事を頑張ればいい。行動すべし!」
おじいさんが、良介くんの頭を撫でた。
あれ? 誰かも言ってたな?
「何だか楽しそうですね?」
「時川さん。いらしていたんですね」
思わず、笑みが漏れる。
「おじさん、月曜日だけ来ているよ」
「たまたまだ」
うん? 時川さん、今、良介君を睨んだよね?
車に荷物を積み込み終わると、ベンチで時川さんは良介くんにパソコンの入力を教えていた。
水筒を持ってベンチに近づいた。
「アイスコーヒー持ってきたんですけど、いかがですか?」
缶コーヒーでもいいが、好きなコーヒー豆を買ったので、いつでも飲めるように持ち歩いていた。
「いただきます」
彼は、微笑んで頭を下げた。本当に柔らかい笑顔だと思う。
今日は、良介君が銀行のロビーで霧吹きを手にしながら、観葉植物の鉢に刺してあるプレートの名前や育て方を読んでいる。解らない字はおじいさんに聞きながら覚えているようだ。まあ、私のいる時間だけなので、銀行の人達も大目に見てくれている。
「ランランラララ……」
なんだか知らないが、アニメソングらしきものを良介が口ずさんでいる。
「どうしたの? 何かいいことでもあった」
「えへへっ。今日テストだったんだ。答えを記号でかくやつだけ全部書けたんだ。ねえちゃん、カタカナ教えてくれただろ? 前は、〇つけるやつしか出来なかったんだよ」
「そっかぁ。頑張ったもんね」
「うん。出来る事をやらないとね」
自信満々に、腰に手を当てて言う良介が可愛かった。
「そうじゃ、そうじゃ、出来る事を頑張ればいい。行動すべし!」
おじいさんが、良介くんの頭を撫でた。
あれ? 誰かも言ってたな?
「何だか楽しそうですね?」
「時川さん。いらしていたんですね」
思わず、笑みが漏れる。
「おじさん、月曜日だけ来ているよ」
「たまたまだ」
うん? 時川さん、今、良介君を睨んだよね?
車に荷物を積み込み終わると、ベンチで時川さんは良介くんにパソコンの入力を教えていた。
水筒を持ってベンチに近づいた。
「アイスコーヒー持ってきたんですけど、いかがですか?」
缶コーヒーでもいいが、好きなコーヒー豆を買ったので、いつでも飲めるように持ち歩いていた。
「いただきます」
彼は、微笑んで頭を下げた。本当に柔らかい笑顔だと思う。