2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「そろそろ出るぞー」
「はーい」
今日も準一朗さんと一緒に出社する。
準一朗さんは最近、仕事用の眼鏡を買い替えた。
今度のは上部が少し太い、スクエアのメタルハーフリムだ。
前のより威圧感を与えるので会社でのイメージとあわないが、それでいいと言う。
「一緒の職場勤務も今日までだな」
「なんですか、淋しいんですか」
「淋しいのは明日美だろ」
からかってみせながらも、今までいつも近くにいた人が、これからいないんだと思うと淋しい。
「でもまあ、またすぐに一緒に仕事をするようになるしな」
「そうですね」
私は来週付で秘書課への異動命令が出ていた。
会社の規則で夫婦は同じ部署にいられないのなら仕方ない。
でも、準一朗さんももうすぐ専務に昇進って話だし、それに。
社長になれば秘書としてまた、一緒に仕事ができるようになるかもしれない。
「生野課長。
今メールを送った件、原価率がおかしいようなので確認お願いします」
「は、はい!」
準一朗さんに声をかけられ、慌てて生野課長がパソコンを操作する。
あれから生野課長は弱みを握られているからか、準一朗さんに従順だ。
『俺を陥れたいがためになにも考えずに話に乗った生野さんは自業自得だが、それで家族まで不幸にするのは目覚めが悪いからな』
そう言って準一朗さんは、生野課長が情報を他社に売った件を握り潰してしまった。
その代わり、他社の新製品発表日時を掴んできたんだから、上層部だって文句はないだろう。
こうして他社よりも先んじて新製品の発表をし、無事に売り出されたというわけだ。
「はーい」
今日も準一朗さんと一緒に出社する。
準一朗さんは最近、仕事用の眼鏡を買い替えた。
今度のは上部が少し太い、スクエアのメタルハーフリムだ。
前のより威圧感を与えるので会社でのイメージとあわないが、それでいいと言う。
「一緒の職場勤務も今日までだな」
「なんですか、淋しいんですか」
「淋しいのは明日美だろ」
からかってみせながらも、今までいつも近くにいた人が、これからいないんだと思うと淋しい。
「でもまあ、またすぐに一緒に仕事をするようになるしな」
「そうですね」
私は来週付で秘書課への異動命令が出ていた。
会社の規則で夫婦は同じ部署にいられないのなら仕方ない。
でも、準一朗さんももうすぐ専務に昇進って話だし、それに。
社長になれば秘書としてまた、一緒に仕事ができるようになるかもしれない。
「生野課長。
今メールを送った件、原価率がおかしいようなので確認お願いします」
「は、はい!」
準一朗さんに声をかけられ、慌てて生野課長がパソコンを操作する。
あれから生野課長は弱みを握られているからか、準一朗さんに従順だ。
『俺を陥れたいがためになにも考えずに話に乗った生野さんは自業自得だが、それで家族まで不幸にするのは目覚めが悪いからな』
そう言って準一朗さんは、生野課長が情報を他社に売った件を握り潰してしまった。
その代わり、他社の新製品発表日時を掴んできたんだから、上層部だって文句はないだろう。
こうして他社よりも先んじて新製品の発表をし、無事に売り出されたというわけだ。