怜悧な外科医の愛は、激甘につき。~でも私、あなたにフラれましたよね?~
「相良さん、お、おはようございます」
いきなり朝から相良さんを目の前にしておどおどしてしまう。
白衣を着ていない相良さんはあまり医者には見えない。細身のジーンスにブラウンのジャケットを羽織り、手にはたくさんの書類などが入って重そうな革の鞄を手にしている。
「具合はいつも通りです。特に悪くもないですよ」
「それならなんで下を向いてる?」
目を合わせるのが何となく気まずいから。とも言えず、出入口の前で中へ入るのも忘れて目を泳がせてしまう。
「この間のこと、気にしてるのか?」
核心を突かれて心臓がドキリと跳ねあがる。「この間のこと」と漠然と言われても頭の中ではイコールで「キスしたこと」につながる。
「この間のこと? な、なんのことでしょう?」
三日しか経っていないのに覚えいない振りをするには少々無理があるけれど、とりあえず誤魔化してみる。すると相良さんは少しムッとしたような顔で言った。
「なんのことだって? そんな動揺した顔して覚えてないなんて言わせないぞ。前に言ってただろ、好きでもない人とキスなんかしないって」
ちょ、ここでそんな話しなくても、誰かに聞かれたら……。
「俺も同じだ。それだけは言わせてくれ、だから謝ったりなんかしない」
「え?」
俺も同じって? どういうこと?
いきなり朝から相良さんを目の前にしておどおどしてしまう。
白衣を着ていない相良さんはあまり医者には見えない。細身のジーンスにブラウンのジャケットを羽織り、手にはたくさんの書類などが入って重そうな革の鞄を手にしている。
「具合はいつも通りです。特に悪くもないですよ」
「それならなんで下を向いてる?」
目を合わせるのが何となく気まずいから。とも言えず、出入口の前で中へ入るのも忘れて目を泳がせてしまう。
「この間のこと、気にしてるのか?」
核心を突かれて心臓がドキリと跳ねあがる。「この間のこと」と漠然と言われても頭の中ではイコールで「キスしたこと」につながる。
「この間のこと? な、なんのことでしょう?」
三日しか経っていないのに覚えいない振りをするには少々無理があるけれど、とりあえず誤魔化してみる。すると相良さんは少しムッとしたような顔で言った。
「なんのことだって? そんな動揺した顔して覚えてないなんて言わせないぞ。前に言ってただろ、好きでもない人とキスなんかしないって」
ちょ、ここでそんな話しなくても、誰かに聞かれたら……。
「俺も同じだ。それだけは言わせてくれ、だから謝ったりなんかしない」
「え?」
俺も同じって? どういうこと?