可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
 だからそういうものだと思っていた。
 わたしはこれから先も、誰にも頼らず、自力で生きていくんだろうな、と。
 
 でも、宗介さんは、今まで付き合った人とはまるで違った。

 有無を言わせぬ強引さで、わたしの心を覆っていた頑固な殻をこなごなに砕いた。
 
 そして剥き出しにされたわたしの心に、彼の広くて暖かい愛が、あっという間に満ちていった。

 「可愛いよ」と、耳元でささやかれることがこれほどの喜びを与えてくれるなんて、初めて知った。

 それに、彼はわたしをけっして束縛しない。
 わたしのすべてを受け入れ、尊重してくれる。

 彼みたいな人は、本当にはじめてだった。
< 131 / 185 >

この作品をシェア

pagetop