可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
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ネイビーのベッドカバーを乱暴にはぐり、口づけを交わしながら、キングサイズのベッドにもつれあって倒れた。
抱きすくめられ、彼の熱い素肌で全身が溶かされてしまいそうになる。
肌よりもさらに熱い唇が、わたしの全身をあますところなく責め立てる。
「はぁ、あ、うぅん……」
彼が施してくれる快楽は、想像をはるかに超えたもので、わたしは声を抑えることができずに、ずっと喘ぎつづけていた。
「郁美、その可愛い声、もっと聞かせて」
宗介さんはわたしの両腿に手をかけ、ためらわずにわたしの中心に顔を埋めてくる。
「あ、やっ、宗……」
絶頂に追い立てられ、身体をびくびくと震わせるわたしを、彼が思い切り抱きしめる。
そして、ぐずぐずに蕩けたわたしのなかに彼が入ってきた。
「あぁ……」
彼が思わず声をあげ、わたしの首筋に歯を立てる。
身体の内側から熱せられたみたいに全身が熱い。
彼と自分の発する熱で焼き尽くされてしまいそうだった。
「郁美……」
「宗介……さん」
狂ったようにお互いを求め合い……
わたしたちは同時に昇りつめ、同時に果てた。