可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
「郁美」
仲居さんが出ていった直後、宗介さんに強く手を引かれた。
そのまま、彼の腕のなかに。
懐かしいコロンの香りに包まれる。
彼はわたしの髪に顔を埋めて囁く。
「会いたかった」
「わたしも、昨日は興奮して眠れなかった。遠足の前の子供みたいだけど」
「それは困ったな。今日も寝かせるつもりはないんだけど」
寝かせるつもりはない?
えっと……
見上げると、いたずらっぽく微笑む宗介さんの懐かしい笑顔。
ああ、生宗介さんだ……
やっぱり、画面を通して観るのとは違う。
わたしも彼の背に手を回してぎゅっと抱きついた。
仲居さんが出ていった直後、宗介さんに強く手を引かれた。
そのまま、彼の腕のなかに。
懐かしいコロンの香りに包まれる。
彼はわたしの髪に顔を埋めて囁く。
「会いたかった」
「わたしも、昨日は興奮して眠れなかった。遠足の前の子供みたいだけど」
「それは困ったな。今日も寝かせるつもりはないんだけど」
寝かせるつもりはない?
えっと……
見上げると、いたずらっぽく微笑む宗介さんの懐かしい笑顔。
ああ、生宗介さんだ……
やっぱり、画面を通して観るのとは違う。
わたしも彼の背に手を回してぎゅっと抱きついた。