婚約者と親友に裏切られたので、大声で叫んでみました
(勘違いなんて、させないでほしい)
恋愛沙汰で痛い目を見たばかりのわたしだ。誰かを信じることも、恋することも、どうしたって慎重になってしまう。
ましてや相手はこの広大な帝国の皇太子だ。シリウス殿下なんかとは格が違う。こんな弱小王国の公爵の娘など、釣り合うわけがなかった。
「気づかなかった?」
「え?」
「俺がポラリスを好きってこと」
ど直球な告白に、わたしは大きく息を呑んだ。
顔が燃えるように熱くて、心臓がバクバクと鳴り響く。恥ずかしくて、繋がれた手を離したくて、けれどバベル様は逃がすまいとばかりに手に力を込める。心臓の音が更にうるさくなった。
「……気づくわけ、ありません」
「そうだな。ポラリスはちゃんと、シリウスだけを見てたもんな」
バベル様の言葉に、じわっと涙が浮かび上がった。
わたしのシリウス殿下への想いが恋だったのかは分からない。けれど、わたしは妃として、本気で彼を支えようと思っていた。そのために努力を惜しまなかったし、盲目的に彼を信頼していた。
恋愛沙汰で痛い目を見たばかりのわたしだ。誰かを信じることも、恋することも、どうしたって慎重になってしまう。
ましてや相手はこの広大な帝国の皇太子だ。シリウス殿下なんかとは格が違う。こんな弱小王国の公爵の娘など、釣り合うわけがなかった。
「気づかなかった?」
「え?」
「俺がポラリスを好きってこと」
ど直球な告白に、わたしは大きく息を呑んだ。
顔が燃えるように熱くて、心臓がバクバクと鳴り響く。恥ずかしくて、繋がれた手を離したくて、けれどバベル様は逃がすまいとばかりに手に力を込める。心臓の音が更にうるさくなった。
「……気づくわけ、ありません」
「そうだな。ポラリスはちゃんと、シリウスだけを見てたもんな」
バベル様の言葉に、じわっと涙が浮かび上がった。
わたしのシリウス殿下への想いが恋だったのかは分からない。けれど、わたしは妃として、本気で彼を支えようと思っていた。そのために努力を惜しまなかったし、盲目的に彼を信頼していた。