ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
「この辺りには、うちとうちの親戚だけですが」

「……鞠宮あかりは、お前の親戚か」

「姉です」

「カケラも似ていないようだが……」

「そうですか?
 よく似ていると言われるんですが」
と言いながら、来斗はなんとなく顔に手をやってみている。

 いや、顔の話ではない。

 そういえば、顔立ちもすらっとした長身なところも似ているが、と思ったとき、
「姉をご存知なんですか?」
と来斗が訊いてきた。

「お前の姉が、俺が前庭に突っ込んだ店の店主だ」

 ええっ? と来斗が驚く。
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