とある公爵令嬢の華麗なる遊戯〜私、絶対に婚約破棄してみせます〜
「いいじゃん、ちょっとお茶するだけだからさ」
「そうそう。すぐそこだから、ね?」
そんな声が聞こえてきて、路地裏の陰から除いてみると、そこには二人組の若い男達と私より少し年上くらいだろうか?可愛らしい少女が立っていた。
…ナンパかしら?
「だから、嫌だって言ってるじゃない。しつこいわね」
可愛らしい風貌とは裏腹に、なかなかに気が強いのか、棘のある言い方で男達に食って掛かる。
「おぉ〜怖いなぁ。君せっかく顔が可愛いのにそんな言い方だと台無しだよ」
「もっと可愛くお願いしてもらえたら、俺たちも考えるのにな〜」
おそらくあの二人組は、なんだかんだ言いながらも少女が力では敵わないことがわかっているのだ。
…最低な奴らね
余裕そうな表情からヒシヒシと、伝わってきて思わず眉をひそめる。