とある公爵令嬢の華麗なる遊戯〜私、絶対に婚約破棄してみせます〜

今は男装しているが、現在の取り決めでは、女性の身じゃ騎士団に加入できない。


それに、私はキャンベル公爵家の人間だ。身分的には、街の騎士団に加入なんてもっての外だと、お父様にも叱られるだろう。


街の騎士団に身分もましてや、性別さえも隠して加入するなんて…できるだろうか?
 

「…あ…。ごめんなさい。やっぱり、突然だし、迷惑よね…。私ったら思ったことすぐ言っちゃう性格で、兄さんにも後先考えずに行動するなってよく叱られてるのに…」


考え込んでいる私の姿を見て、アンは困らせてしまったのだと思ったらしい。

申し訳無さそうに肩を竦める彼女に私は小さく首を振った。


「そうじゃなくて…アンが僕の剣の腕を見込んで誘ってくれたのは本当に嬉しいんだ…ただ、ちょっと問題があって…ね」


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