【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
「無理ではない。転移魔法を使えばいい」
「転移魔法って……。まさか、物だけを転移させるんですか?」
「そうだ」
ずっと前を見つめていたエルランドは、そこでファンヌの方に顔を向けた。
ドキっと、またファンヌの気持ちが高鳴ったのは、エルランドの笑顔が眩しく見えたからだ。目が疲れているのだろう、と瞬きを多めにする。
「先生。私は生活魔法しか使えないんですよ。それに、魔術師の中でも転移魔法は上級魔法じゃないですか」
「だから、オレなら使えるし、オレならそれを応用させることもできる。誰でも転移魔法が使えるように」
それは、エルランドがベロテニアの王族だからだ。という理由は、以前も聞いた。
「ベロテニアから薬草をリヴァスのオグレン領に送り、オグレン領からは茶葉を送ってもらう。そういったことが、オレがいれば可能だ」
ファンヌを連れてベロテニアに転移したことから、エルランドの実力は知っているつもりだ。だが、今の話を聞いて、一つだけファンヌには気になったことがあった。
「なぜ、ベロテニアの薬草を、向こうに送る必要があるんですか?」
「それは、君の母親と約束をしたから、だな……」
エルランドの言葉を聞いて、ファンヌは大きく目を見開いた。
「転移魔法って……。まさか、物だけを転移させるんですか?」
「そうだ」
ずっと前を見つめていたエルランドは、そこでファンヌの方に顔を向けた。
ドキっと、またファンヌの気持ちが高鳴ったのは、エルランドの笑顔が眩しく見えたからだ。目が疲れているのだろう、と瞬きを多めにする。
「先生。私は生活魔法しか使えないんですよ。それに、魔術師の中でも転移魔法は上級魔法じゃないですか」
「だから、オレなら使えるし、オレならそれを応用させることもできる。誰でも転移魔法が使えるように」
それは、エルランドがベロテニアの王族だからだ。という理由は、以前も聞いた。
「ベロテニアから薬草をリヴァスのオグレン領に送り、オグレン領からは茶葉を送ってもらう。そういったことが、オレがいれば可能だ」
ファンヌを連れてベロテニアに転移したことから、エルランドの実力は知っているつもりだ。だが、今の話を聞いて、一つだけファンヌには気になったことがあった。
「なぜ、ベロテニアの薬草を、向こうに送る必要があるんですか?」
「それは、君の母親と約束をしたから、だな……」
エルランドの言葉を聞いて、ファンヌは大きく目を見開いた。