【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
(お母様ったら、なんてことを先生にお願いしているのよ)
つまり薬草の聖地であるベロテニアから、薬草を送るようにとヒルマがエルランドにお願いしたのだろう。ヒルマならやりそうなことだとファンヌも思っている。と同時に、そんなお願いをしてしまっているヒルマのことが恥ずかしい。
「先生、ごめんなさい。母が、変なことを頼んだみたいで」
「いや……。君の両親には世話になったから、気にするな……」
それがエルランドなりの気遣いの言葉のつもりなのだろう。それよりも、ファンヌの両親からどんな世話になったのかが気になった。けれど、それを口にするきっかけもない。
「そうですか……。ありがとうございます」
ファンヌが礼を口にしたことで、エルランドの口元が緩んだ。
「だったら。早速、『製茶』の工場について考えよう。それから、君の『調茶』の技術。君さえ良ければ、他の者にも教えて欲しい」
「え? 私が、他の人に? 教えることなんてできませんよ」
「だが、いつまでたっても他の者が『調茶』できなければ、『調茶』は広まらない。オレにも教えて欲しいと、いつも思っている」
「私が先生に、ですか? 先生が私に、ではなく?」
ああ、とエルランドは頷く。
「オレだって、『調薬』の他にももっと知識を広げたいと思っている。君さえ良ければ、オレにも『調茶』について教えて欲しい」
つまり薬草の聖地であるベロテニアから、薬草を送るようにとヒルマがエルランドにお願いしたのだろう。ヒルマならやりそうなことだとファンヌも思っている。と同時に、そんなお願いをしてしまっているヒルマのことが恥ずかしい。
「先生、ごめんなさい。母が、変なことを頼んだみたいで」
「いや……。君の両親には世話になったから、気にするな……」
それがエルランドなりの気遣いの言葉のつもりなのだろう。それよりも、ファンヌの両親からどんな世話になったのかが気になった。けれど、それを口にするきっかけもない。
「そうですか……。ありがとうございます」
ファンヌが礼を口にしたことで、エルランドの口元が緩んだ。
「だったら。早速、『製茶』の工場について考えよう。それから、君の『調茶』の技術。君さえ良ければ、他の者にも教えて欲しい」
「え? 私が、他の人に? 教えることなんてできませんよ」
「だが、いつまでたっても他の者が『調茶』できなければ、『調茶』は広まらない。オレにも教えて欲しいと、いつも思っている」
「私が先生に、ですか? 先生が私に、ではなく?」
ああ、とエルランドは頷く。
「オレだって、『調薬』の他にももっと知識を広げたいと思っている。君さえ良ければ、オレにも『調茶』について教えて欲しい」