【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
「だけど。茶葉がこちらにはなくて。リヴァスの茶葉を使った方が効くと思うのよ。しばらく時間がかかるかもしれないけれど、大丈夫かしら?」
「えぇ……。オスモ先生から薬も処方してもらっているから、万が一のときはそちらを飲むし」
「お茶が効くか薬が効くかもその人にもよるから、お茶の効果も絶対とも言えないけれど」
「そうね……。でも、少しは良くなるかもしれないと言われたら、やはりそこに希望を持ってしまうわよね」
エリッサは自嘲気味に笑った。けして恥ずべき内容でもないのに、そうやって女性から自信を失わせてしまうことも、ファンヌとしては悔しい思いでいっぱいだった。
「ありがとう、ファンヌ。あなたに相談してよかったわ……」
目の前のエリッサの姿を見たら、エルランドの名前のことなどどうでもいい問題に思えてきた。
エリッサとのおしゃべりをしているファンヌを呼びにくるのは、エルランドの役目だ。彼はこの間、王宮の方で調薬師としてではなく王族として何やら仕事をしているらしい。好きなことだけをやりたいと口にしている彼だが、やはり王族としてやるべきことはあるのだろう。
「ファンヌ。待たせたな」
エリッサと他愛のないおしゃべりに花を咲かせていると、用事を終えたエルランドが迎えにきた。
「えぇ……。オスモ先生から薬も処方してもらっているから、万が一のときはそちらを飲むし」
「お茶が効くか薬が効くかもその人にもよるから、お茶の効果も絶対とも言えないけれど」
「そうね……。でも、少しは良くなるかもしれないと言われたら、やはりそこに希望を持ってしまうわよね」
エリッサは自嘲気味に笑った。けして恥ずべき内容でもないのに、そうやって女性から自信を失わせてしまうことも、ファンヌとしては悔しい思いでいっぱいだった。
「ありがとう、ファンヌ。あなたに相談してよかったわ……」
目の前のエリッサの姿を見たら、エルランドの名前のことなどどうでもいい問題に思えてきた。
エリッサとのおしゃべりをしているファンヌを呼びにくるのは、エルランドの役目だ。彼はこの間、王宮の方で調薬師としてではなく王族として何やら仕事をしているらしい。好きなことだけをやりたいと口にしている彼だが、やはり王族としてやるべきことはあるのだろう。
「ファンヌ。待たせたな」
エリッサと他愛のないおしゃべりに花を咲かせていると、用事を終えたエルランドが迎えにきた。