【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
エルランドは自席から立ち上がると、ファンヌの隣に座る。一人で座る分には充分な広さを持つソファだが、二人で座ると一気にその距離は近くなる。
今まで何も感じなかったその距離を意識し始めたのはいつからだろう。それでもファンヌは『調茶』のことを必死になって考える。
「こちらが、一般向けに『調茶』している茶葉と薬草です。これの効能を高めるお茶を考えたいのですが、こちらの薬草は一日の摂取量が小指の爪程度のものですよね」
「そうだな。それ以上、摂取すると中毒症状を起こす恐れがある」
「この薬草ですが。身体を温める効能を高める効果もあり、こちらの茶葉と合わせて調茶しているのですが」
「お茶に淹れるのはどのくらいだ?」
「一般向けのお茶には摂取限度量の百分の一程度に薄まります。なので、お茶を百杯飲まなければ、特に問題はありません」
「いくらお茶好きでも、一日に百杯も飲むような人には出会ったことがないな」
それはエルランドなりの冗談のつもりなのだろうか。
「そこで、このお茶の効能を高めたお茶を作りたいのですが。こちらの薬草を増やそうと思うと、摂取量の限度という壁にぶち当たりまして」
今まで何も感じなかったその距離を意識し始めたのはいつからだろう。それでもファンヌは『調茶』のことを必死になって考える。
「こちらが、一般向けに『調茶』している茶葉と薬草です。これの効能を高めるお茶を考えたいのですが、こちらの薬草は一日の摂取量が小指の爪程度のものですよね」
「そうだな。それ以上、摂取すると中毒症状を起こす恐れがある」
「この薬草ですが。身体を温める効能を高める効果もあり、こちらの茶葉と合わせて調茶しているのですが」
「お茶に淹れるのはどのくらいだ?」
「一般向けのお茶には摂取限度量の百分の一程度に薄まります。なので、お茶を百杯飲まなければ、特に問題はありません」
「いくらお茶好きでも、一日に百杯も飲むような人には出会ったことがないな」
それはエルランドなりの冗談のつもりなのだろうか。
「そこで、このお茶の効能を高めたお茶を作りたいのですが。こちらの薬草を増やそうと思うと、摂取量の限度という壁にぶち当たりまして」