【コミカライズ決定】婚約者の浮気相手が子を授かったので
誰と、と問われても、エルランドと共に来ているのだから、エルランドしかいないのだが、目の前の学生たちはそれが信じられないようだ。
「エルランド先生と、婚約したから……」
「エルランド先生と? あのエルランド先生と? だってあなた……。婚約は解消されたけれど、クラウス王太子殿下の婚約者だったわけでしょう? エルランド先生でいいの?」
それがエルランドに対するリヴァスにいる者たちの評価だ。エルランドと結婚するよりも、クラウスと結婚した方が得られるものは多いだろう、と。エルランド小なりクラウスという不等式が成り立っている。
「そうね。だけど、ほら。クラウス様との婚約が駄目になって。そんな私でもいいと言ってくれたのがエルランド先生だったから……」
と言っても、周囲の目は「本当にそれでいいのか」である。
「そうそう、マルクス先生と言えばね。どうやら、共同研究者を見つけたみたいで。それで急に有名になったの。予算がついたのも共同研究者のおかげなのよ。だけど、私たちもその共同研究者ってよくわからないのよね?」
その言葉に、他の者も一斉に頷いた。
「ま。こちらとしては、研究できるだけの充分なお金があればいいんだけど」
研究に予算は不可欠だ。予算が足りないと必要な材料も設備も手に入らない。
「エルランド先生と、婚約したから……」
「エルランド先生と? あのエルランド先生と? だってあなた……。婚約は解消されたけれど、クラウス王太子殿下の婚約者だったわけでしょう? エルランド先生でいいの?」
それがエルランドに対するリヴァスにいる者たちの評価だ。エルランドと結婚するよりも、クラウスと結婚した方が得られるものは多いだろう、と。エルランド小なりクラウスという不等式が成り立っている。
「そうね。だけど、ほら。クラウス様との婚約が駄目になって。そんな私でもいいと言ってくれたのがエルランド先生だったから……」
と言っても、周囲の目は「本当にそれでいいのか」である。
「そうそう、マルクス先生と言えばね。どうやら、共同研究者を見つけたみたいで。それで急に有名になったの。予算がついたのも共同研究者のおかげなのよ。だけど、私たちもその共同研究者ってよくわからないのよね?」
その言葉に、他の者も一斉に頷いた。
「ま。こちらとしては、研究できるだけの充分なお金があればいいんだけど」
研究に予算は不可欠だ。予算が足りないと必要な材料も設備も手に入らない。