BでLなゲームに転生したモブ令嬢のはずなのに
その効果が今、じわじわと表れ始めていた。
最近、頭髪が寂しくなっているのは国王の弟であり宰相の地位についている男。つまり、クラレンスの叔父である。
「まさか、あの伯父が。まあ、私が亡くなれば、王位継承権は伯父にうつるが……。そういえば、財務大臣のペトルは昔から伯父の腰ぎんちゃくだったな」
ペトルという名を聞いて、ジーニアは思い出した。あの禿親父を。そして、呪詛返しによって、次第に額が後退しており、おろおろし始めている宰相。あれならば頭髪が寂しい者同士、もっと仲が深まるかもしれない。
「まぁ。後は、お前たちに任せるが。オレの役目は呪詛返しまでだ。おっと、時間だ。悪いがオレは帰るからお前たちもさっさと戻れ」
ジュードによって追い出されたジーニアとクラレンス。二人は、並んで歩く。
じっとジーニアはクラレンスの顔を見上げた。
結局。
BでLなモブ令嬢に転生しまったジーニアだが、同時に転生していた同士であるヘレナによって、未来の王太子妃という座を手に入れてしまったというわけ。
クラレンスも微笑みながらジーニアを見下ろしてくる。そして、すっとジーニアの手を握る。
ジーニアもそれに応えるように、ぎゅっと握り返した。
【完】
最近、頭髪が寂しくなっているのは国王の弟であり宰相の地位についている男。つまり、クラレンスの叔父である。
「まさか、あの伯父が。まあ、私が亡くなれば、王位継承権は伯父にうつるが……。そういえば、財務大臣のペトルは昔から伯父の腰ぎんちゃくだったな」
ペトルという名を聞いて、ジーニアは思い出した。あの禿親父を。そして、呪詛返しによって、次第に額が後退しており、おろおろし始めている宰相。あれならば頭髪が寂しい者同士、もっと仲が深まるかもしれない。
「まぁ。後は、お前たちに任せるが。オレの役目は呪詛返しまでだ。おっと、時間だ。悪いがオレは帰るからお前たちもさっさと戻れ」
ジュードによって追い出されたジーニアとクラレンス。二人は、並んで歩く。
じっとジーニアはクラレンスの顔を見上げた。
結局。
BでLなモブ令嬢に転生しまったジーニアだが、同時に転生していた同士であるヘレナによって、未来の王太子妃という座を手に入れてしまったというわけ。
クラレンスも微笑みながらジーニアを見下ろしてくる。そして、すっとジーニアの手を握る。
ジーニアもそれに応えるように、ぎゅっと握り返した。
【完】


