冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
どきどきしていたことを思い出し、ハッと身体が強張った。
「で、殿下、違うんですっ。私、フェロモンなんて――」
「出ていた。今も、くらくらするほどこんなにも俺を誘ってくる」
誤解だと言いたいのに、やめない彼の愛撫に吐息が湿る。
ドレスの胸元の縁取りに甘噛みされた。彼の大きめの犬歯が肌を滑る感触に、びくんっと身体がはねた。
「な、にこれ……だめ、だめです」
何かは分からないけれど、いけないことをしている気がする。
ミリアは彼を引き離そうとがんばった。けれどアンドレアの拘束は緩まず、彼の頭はどんどんミリアの胸元へと下がっていく。
どこを、どう舐められているのか分からなくなった。
彼の腕の中で襟元を乱され、袖が肩を徐々に下がっていくのを感じる。
(あっ、花が……)
頭の横につけてもらった花が、ぱさりと二人の横に落ちた。ミリアが目で追い駆けると、気づいたアンドレアが動きを止めた。
ふー、ふー、とミリアの胸元で彼の吐息がする。
強く拘束している腕からも、彼が興奮しているのが伝わってきた。
(やっぱり発情、しているんだ)
緊張に喉を鳴らした時、アンドレアが顔をようやく起こしてくれた。
彼は色っぽい表情をしていた。ミリアは、初めて見る成人男性の艶っぽさから目が離せなくなった。
発情していることを、彼自身の意志で我慢してくれているのも感じた。
「で、殿下、違うんですっ。私、フェロモンなんて――」
「出ていた。今も、くらくらするほどこんなにも俺を誘ってくる」
誤解だと言いたいのに、やめない彼の愛撫に吐息が湿る。
ドレスの胸元の縁取りに甘噛みされた。彼の大きめの犬歯が肌を滑る感触に、びくんっと身体がはねた。
「な、にこれ……だめ、だめです」
何かは分からないけれど、いけないことをしている気がする。
ミリアは彼を引き離そうとがんばった。けれどアンドレアの拘束は緩まず、彼の頭はどんどんミリアの胸元へと下がっていく。
どこを、どう舐められているのか分からなくなった。
彼の腕の中で襟元を乱され、袖が肩を徐々に下がっていくのを感じる。
(あっ、花が……)
頭の横につけてもらった花が、ぱさりと二人の横に落ちた。ミリアが目で追い駆けると、気づいたアンドレアが動きを止めた。
ふー、ふー、とミリアの胸元で彼の吐息がする。
強く拘束している腕からも、彼が興奮しているのが伝わってきた。
(やっぱり発情、しているんだ)
緊張に喉を鳴らした時、アンドレアが顔をようやく起こしてくれた。
彼は色っぽい表情をしていた。ミリアは、初めて見る成人男性の艶っぽさから目が離せなくなった。
発情していることを、彼自身の意志で我慢してくれているのも感じた。