冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
指先に心臓があるのではないかと思いながら中身を取り出して読んでみる。それに合わせて、騎士が生真面目な声で予定の日時を告げた。
(う、嘘でしょ……)
騎士の声も耳を素通りし、ミリアは卒倒しそうになった。
彼が持ってきたのは、王家のティータイムへの招待状だった。
手紙の内容を簡単にまとめると、ジェフリルド国王が『家族でティータイムをしよう』と直々に誘ったものだ。
参加者は王妃、王太子、次男のアンドレア。そして、その妻に迎えられた〝コンスタンシア姫〟だ。
(待って待って待って、昨日の今日で家族との顔合わせ!?)
想定さえしていなかった王家イベントに震え。騎士が用件だけ伝えて出ていったのち、ミリアは後ろのカイたちをゆっくり見た。
「誰か嘘だと言って……」
困惑とド緊張に瞳を潤ませた彼女に、彼が同情の眼差しをした。
◇◇◇
今回は、ヴェールをかぶらない状態で王家と顔を合わせることになる。
ジェフリルド国王ともなると、近くで顔を合わせたら第一王女ではないことがバレる恐れがあるのではないだろうか。
ミリアは考え、恐ろしさのあまり震え上がった。
軽く昼食が済まされて侍女たちがいったん下がったタイミングで、彼女は念入りに化粧をし直した。
(う、嘘でしょ……)
騎士の声も耳を素通りし、ミリアは卒倒しそうになった。
彼が持ってきたのは、王家のティータイムへの招待状だった。
手紙の内容を簡単にまとめると、ジェフリルド国王が『家族でティータイムをしよう』と直々に誘ったものだ。
参加者は王妃、王太子、次男のアンドレア。そして、その妻に迎えられた〝コンスタンシア姫〟だ。
(待って待って待って、昨日の今日で家族との顔合わせ!?)
想定さえしていなかった王家イベントに震え。騎士が用件だけ伝えて出ていったのち、ミリアは後ろのカイたちをゆっくり見た。
「誰か嘘だと言って……」
困惑とド緊張に瞳を潤ませた彼女に、彼が同情の眼差しをした。
◇◇◇
今回は、ヴェールをかぶらない状態で王家と顔を合わせることになる。
ジェフリルド国王ともなると、近くで顔を合わせたら第一王女ではないことがバレる恐れがあるのではないだろうか。
ミリアは考え、恐ろしさのあまり震え上がった。
軽く昼食が済まされて侍女たちがいったん下がったタイミングで、彼女は念入りに化粧をし直した。