冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
「は、はいっ、私はコンスタンシアと申しますっ」
「あら、アンドレア殿下に嫁いだサンスティール王国の? それなら、わたくしにとって義妹ですわね」
おっとりと微笑まれ、ミリアは緊張ではなく興奮で頬を赤くした。
(な、なんっ……なんて絵になる人なの!)
二人揃うと威力は増した。エミリオが帰宅した報告も含めてシャルスティーヌと話す様子は、まさに眩い王子様とお姫様だ。
彼が夕食に招待したことも伝えると、それではメニューを急きょ変更しなければと彼女が考え込む。だがエミリオが引き受けると言い、シャルスティーヌが「あら」と口元へそっと手をやって――。
「ひぇえぇえっ、お姫様だ!」
ミリアは、ぴょんっとカイたちのもとに下がった。こらえきれなくなって、彼らにこそっと打ち明ける。
「見た!? 今の手をあてる仕草だけでお姫様感が増したよ!」
カイたちは、そんなミリアをしらーっと見ていた。
「……なぁ、もしかしてお前って〝生粋のお姫様タイプ〟に弱かったりするのか?」
「そう、なのかな。正直、殿下より奥様にときめいてる」
「なんでだよ、女の子なのに?」
他の騎士たちも心底不思議そうだった。
その時、妻と会話を進めていたエミリオが、艶っぽい笑みを浮かべたままシャルスティーヌの耳元へ唇を寄せた。
「あら、アンドレア殿下に嫁いだサンスティール王国の? それなら、わたくしにとって義妹ですわね」
おっとりと微笑まれ、ミリアは緊張ではなく興奮で頬を赤くした。
(な、なんっ……なんて絵になる人なの!)
二人揃うと威力は増した。エミリオが帰宅した報告も含めてシャルスティーヌと話す様子は、まさに眩い王子様とお姫様だ。
彼が夕食に招待したことも伝えると、それではメニューを急きょ変更しなければと彼女が考え込む。だがエミリオが引き受けると言い、シャルスティーヌが「あら」と口元へそっと手をやって――。
「ひぇえぇえっ、お姫様だ!」
ミリアは、ぴょんっとカイたちのもとに下がった。こらえきれなくなって、彼らにこそっと打ち明ける。
「見た!? 今の手をあてる仕草だけでお姫様感が増したよ!」
カイたちは、そんなミリアをしらーっと見ていた。
「……なぁ、もしかしてお前って〝生粋のお姫様タイプ〟に弱かったりするのか?」
「そう、なのかな。正直、殿下より奥様にときめいてる」
「なんでだよ、女の子なのに?」
他の騎士たちも心底不思議そうだった。
その時、妻と会話を進めていたエミリオが、艶っぽい笑みを浮かべたままシャルスティーヌの耳元へ唇を寄せた。