冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
「と、ということは……じゃあ、初めて顔を見た時には気付いていたんですか!? 私が本物の姫様じゃないと!?」
「当たり前だろうっ! 好きなった女の子を間違えるものか!」
少し赤くなった顔でアンドレアが言い返した。
その言葉を聞いて、ミリアも頬を林檎みたいに染めた。
「……好き? 私のこと?」
「だから、さっきからずっとそう言ってる」
まいったなと彼が前髪を後ろへ撫で付ける。その様子を、エミリオとジェフリルド国王がニマニマと眺めていた。
「可愛いなと思ったんだ。もう一度会いたい、会って話をしたいと、あんなに思ったのは初めてだった。――大人になって君と実際に話したら、もう、とても好きで」
彼が顔の下を手で覆って、目をそらした。話しながらみるみるうちに耳まで赤くなり、目元も恥ずかしそうに染まっていた。
「じゃあ……私だから、構ってきたんですか?」
「そうだよ。ようやく会えて、とにかく話がしたかった。……君がどんなことが好きで、どんな女性か知りたかった」
だから、彼は『話をしよう』と言ったのだ。
「それから、俺は一度でも君を〝第一王女〟と呼んだことはないぞ」
目を戻したアンドレアが、顔から手を離して照れ隠しの表情でそう告げた。
ミリアは、胸にどんどんどきどきが沸き上がっていた。
(嬉しい)
あの日、アンドレアが第一王女かと尋ねたのは、別人だと気付いたからだ。
「当たり前だろうっ! 好きなった女の子を間違えるものか!」
少し赤くなった顔でアンドレアが言い返した。
その言葉を聞いて、ミリアも頬を林檎みたいに染めた。
「……好き? 私のこと?」
「だから、さっきからずっとそう言ってる」
まいったなと彼が前髪を後ろへ撫で付ける。その様子を、エミリオとジェフリルド国王がニマニマと眺めていた。
「可愛いなと思ったんだ。もう一度会いたい、会って話をしたいと、あんなに思ったのは初めてだった。――大人になって君と実際に話したら、もう、とても好きで」
彼が顔の下を手で覆って、目をそらした。話しながらみるみるうちに耳まで赤くなり、目元も恥ずかしそうに染まっていた。
「じゃあ……私だから、構ってきたんですか?」
「そうだよ。ようやく会えて、とにかく話がしたかった。……君がどんなことが好きで、どんな女性か知りたかった」
だから、彼は『話をしよう』と言ったのだ。
「それから、俺は一度でも君を〝第一王女〟と呼んだことはないぞ」
目を戻したアンドレアが、顔から手を離して照れ隠しの表情でそう告げた。
ミリアは、胸にどんどんどきどきが沸き上がっていた。
(嬉しい)
あの日、アンドレアが第一王女かと尋ねたのは、別人だと気付いたからだ。